【実例ルームツアー】L字型の変形間取りを活かすコーナーデスク配置|6〜8畳でも真似しやすい現実解

L字の凹み こう使った

部屋がきれいな四角形じゃないだけで、レイアウトの難易度は一気に上がります。L字型で一部が奥まっていたり、柱で中途半端な凹みがあったりすると、図面を見ながら立ち止まってしまうことも多いはずです。ここには何を置くのが正解なんだろう、と考えているうちに、結局そのまま放置されてしまうケースも少なくありません。

今回は、6〜8畳くらいのL字型の部屋を想定して、その凹みを活かしながらコーナーデスクを配置した実例を紹介します。いわゆる写真映えする理想形ではなく、狭いけどごちゃごちゃしてないを目指した現実的な組み方です。色味は仕事道具感のあるブルー系をベースにしつつ、30〜40代でも落ち着いて使えるトーンにまとめています。

写真がなくても配置のイメージが浮かぶように、距離感や数字はできるだけ具体的に書きました。完璧じゃなくていいけど、このくらいなら自分の部屋でも真似できそう。そんな感覚で読み進めてもらえたら嬉しいです。

目次

はじめに|6〜8畳L字型の部屋で在宅ワークする前提

部屋は6.7畳ほどの1Kを想定しています。玄関から細めの通路を抜けると、メインの居室がL字に広がる間取りです。居室の角には柱や配管スペースのような凹みがあり、少し奥まった形になっています。

暮らし方としては、平日は在宅ワークが中心です。夜は軽く動画を流したり、本を読んだりする程度で、部屋全体をゆったり使うというよりは、仕事と最低限の生活が回ることを優先しています。そのため、ベッドとデスクの両方を置いたうえで、くつろぎスペースは控えめにしています。

今回のポイントは、この奥まった凹みをデスクの背中側に取り込み、配線や電源まわりを視界から外すことです。ただし、実際には窓の位置やコンセントの配置が素直に噛み合うとは限りません。良い点だけでなく、やってみて気づいた制約や妥協点も含めて、正直に書いていきます。


部屋全体のレイアウト|L字の凹みをどう使うか

L字型の部屋でいちばん悩ましいのが、この凹みをどう扱うかという点です。何も考えずに家具を並べると、凹みは中途半端に余り、いつの間にか段ボールや使わない物の仮置き場になりがちです。今回はその凹みを、あらかじめデスク配置の一部として取り込む前提でレイアウトを組みました。部屋全体を広く見せることよりも、使う場所と使わない場所をはっきり分けるイメージです。凹みは視界に入りにくい位置なので、配線や電源タップといった生活感が出やすい要素を集約しやすく、結果としてメインの居室側がすっきりします。L字の部屋は欠点と捉えられがちですが、役割を与えることでむしろ整理しやすい形になると感じました。

L字の凹みは無理に埋めようとしないのがポイントです。最初から「見せない場所」と割り切ると、レイアウトの判断が一気に楽になります。

間取りの前提と凹みのサイズ感|まずは数字で把握する

よくあるL字の凹みって、幅90cm前後、奥行き40〜70cmくらいのことが多いです。今回は、凹みの横幅が約105cm、奥行きが約55cmくらいを想定します。柱の角が出っ張っているイメージです。

メインの壁は2面。長辺側に窓が1つ。短辺側にエアコンと、ドアの開閉スペースがある感じ。

デスクを置く位置|コーナーを活かす配置の考え方

凹みがある角に、L字のコーナーデスクを寄せます。デスクはL字一体型でもいいし、幅120cm前後のデスクと、サイドテーブルでL字にしてもOKです。今回は後者の現実寄りにします。

  • メインデスク 幅120cm 奥行き60cm 高さ72cm
  • サイド天板 幅90cm 奥行き45cm 高さは同じ

この組み合わせだと、凹みの前にちょうど角ができやすいです。メインデスクを窓側の壁に沿わせて、サイド天板を凹みに差し込むように置きます。

ポイントは、凹みをデスクの内側に取り込むこと。凹みがデッドスペースじゃなく、配線と小物置き場の隠れ家になります。

通路幅をどこで確保したか|55〜70cmのリアル

狭部屋のデスク配置は、通路が勝負です。数字を出すとこんな感じに落ち着きました。

  • ベッド横の通路幅 約55〜60cm
  • 椅子を引くスペース 約70cm
  • デスク背面の掃除用隙間 約5〜8cm

55cmはギリです。ただ、普段の動線をベッド側に寄せて、デスク側は作業専用のエリアとして割り切ると回ります。

迷った候補は、デスクを部屋の中央寄りにする案。視界は開けるのですが、椅子の後ろを通れない問題が出ました。結局、壁寄せが安定でした。


デスク周り|作業しやすさと圧迫感のバランス

デスク周りは、この部屋でいちばん時間を過ごす場所になります。そのため、見た目よりも使ったときの感覚を優先しました。L字配置にすると天板が増える分、圧迫感が出そうに感じますが、実際には体の向きや視線を逃がせるため、一直線のデスクよりも窮屈さは出にくい印象です。作業中は正面に必要な物だけが並び、少し気分を変えたいときは体をひねるだけで視界が切り替わります。結果として、机に向かう時間が長くなっても疲れ方が単調になりにくく、自分には合っている配置だと感じました。逆に、物を置きすぎると一気にごちゃつくため、置く物の数を意識的に制限することが前提になります。

デスク周りは最初から完成形を目指さなくても大丈夫です。数日使ってみて違和感が出た場所を、少しずつ調整していくほうが失敗しにくい印象があります。

作業視界と窓の位置|正面に置かない理由

窓が横にあると、気分は上がります。ただし、画面への反射と、冬の冷気も来ます。

今回の配置では、メインデスクの左斜め前に窓が来る想定です。正面に窓を置かないのは、まぶしさと集中の揺れが出やすいから。横窓くらいが、ほどよく外が気配として残ります。

日中の反射が気になる日は、レースと遮光を二重で使います。完全に暗くするというより、白飛びだけ落とす感じ。こういう調整ができると、心がざわつきにくい気がしました。

デスクの奥行きと手の置き場|60cm前後の現実解

奥行き60cmは、狭部屋だとちょうど境界線です。これ以上深いと通路が死にます。でも浅すぎると、肩が前に出てしんどい。

60cmの上に、モニターはできればアーム。ただし前提とはしません。

モニターアームが便利な人
  • 画面位置を頻繁に変える
  • 天板の上を広く使いたい
モニターアームが合わないかもしれない人
  • 天板が薄い
  • クランプ部分が当たる場所がない

今回は凹み側に配線を逃がすので、モニターアームの見た目メリットが出やすいです。一方で、天板の端が凹みの角に当たると、クランプが付けにくいこともあります。そこは事前に要チェックです。

椅子と体の向き|L字配置の地味なメリット

L字の良さは、体の向きを変えられるところ。作業中はメインデスク正面。ちょっと考えたいときは、サイド天板側へ斜めに向く。この切り替えが、思ったより効きました。

ただし椅子は回転式のほうが楽です。固定椅子だと、L字の恩恵が減ります。

机の上の色と物量|狭い部屋ほど効く考え方

狭い部屋ほど、色と物量が支配します。仕事道具感のあるブルー系は、効きます。

  • デスクマットをくすんだブルー
  • ペン立てと小物トレーをネイビー
  • 木目は明るすぎないオーク寄り

差し色は1〜2色に絞ると、狭いけどごちゃごちゃしてないに寄ります。机の上に置く物も、最初は最低限でいいです。

購入順のおすすめはこうです。

  1. デスクと椅子
  2. タップと配線固定の小物
  3. 照明
  4. 収納

一気に揃えるより、まず座れる状態を作ったほうが前に進みます。


配線と収納|凹みを活かして視界を静かに

配線と収納は、狭部屋セットアップの印象を大きく左右します。特にL字型の凹みがある部屋では、ここをどう扱うかで「生活感が出るかどうか」がほぼ決まると言ってもいいくらいです。今回は、凹みを収納スペースとして積極的に使うのではなく、配線と電源まわりを集約する場所として割り切りました。結果として、目に入るコードの量が減り、デスク正面の視界がかなり静かになります。配線が視界に入らないだけで、作業前の気持ちの切り替えがスムーズになる感覚がありました。一方で、便利さを優先しすぎると掃除やメンテナンスが後回しになりがちなので、完璧を目指さず、手が届く範囲に収める意識も大切だと感じています。

配線と収納は「見えない場所」を作りすぎないのがコツです。隠す場所を決めたうえで、定期的に触れる余白を残しておくと、後からの見直しが楽になります。

コンセント位置と現実の引き回し|図面どおりにいかない話

変形間取りの罠は、コンセントが思った場所にないことです。今回はこの想定にします。

  • 窓側の壁の下に2口
  • 凹みの奥に1口
  • ドア側に1口

理想は凹み奥のコンセントをメインにすること。デスクの裏に電源の基地を隠せます。

ただ、凹み奥の1口だけだと足りません。なので、凹みの中に小さな電源タップを固定します。ケーブルが床に落ちないように、粘着のケーブルクリップで壁沿いに通します。

ここでのコツは、電源を2系統に分けることです。

  • 常時接続系 PC モニター / ルーター
  • たまに系 充電器 / デスクライト

たまに系はスイッチ付きタップがあると、少し気が楽でした。節電というより、消したという感覚が安心に近いです。

配線を凹みに隠すメリットと落とし穴|やってみて分かったこと

凹みを活かすと、目に入るケーブルが減ります。視界が静かになります。これだけで、作業開始のハードルがちょっと下がりました。

ただし落とし穴もあります。凹みの中は掃除がしにくいです。埃が溜まります。月に1回は、タップ周りを持ち上げて拭く日を作るのが現実的でした。

収納は手前に置かない|通路を守る判断

狭部屋で収納を増やすと、だいたい通路が削れます。なので収納は、デスクの手前ではなく、L字の外側に逃がします。

  • デスク下は足が動くように空ける
  • サイド天板の奥に浅い引き出し
  • 書類は縦置きで壁沿い

凹みの中に棚を置く案も迷いました。でも奥まった場所は、出し入れが面倒になりやすい。結果、配線専用の隠れ家として凹みを使うほうが続きました。


迷った話と比較のメモ|別案も考えていました

この配置に落ち着くまで、正直かなり迷いました。L字の凹みがあると、選択肢が増えるぶん、決断が遅れやすくなります。図面上では成立しているように見えても、実際に生活を想像すると、通路が詰まりそうだったり、視線が落ち着かなかったりと、気になる点が次々に出てきました。特に悩んだのは「凹みを主役にするか、無視するか」という点です。結果的には、凹みを積極的に使うことで、他のエリアをシンプルに保てると判断しました。どの案にも一長一短があり、完璧な正解はありませんが、自分の生活リズムに合うかどうかを基準に考えると、方向性が見えやすくなった気がします。

迷った案を書き出して比べてみると、意外と自分が何を優先しているかが見えてきます。配置に悩んだときは、合格点を超えた案で一度使ってみるのも有効です。

直線デスクにする案

凹みを無視して、壁に一直線にデスクを置く案。これは設置が楽です。ただ、凹みが完全に死にます。そこに物が積まれていく未来が見えました。

ベッドを凹みに寄せる案

凹み側にベッドを寄せて、デスクを窓前に置く案も考えました。寝床が落ち着くメリットはあります。でも窓前デスクは、反射と眩しさで疲れやすかったです。あくまで自分の場合です。


予算感と無理しない進め方|一気に揃えなくていい

正直なところ、すべてを一度に揃えようとすると、それなりに費用はかかります。ただ、このL字コーナー配置は段階的に作りやすく、少しずつ整えていけるのが助かる点でした。まずはメインデスクと椅子だけで作業環境を成立させ、生活リズムが見えてきた段階でサイド天板を足します。最後に配線を固定していくと、無理なく完成形に近づきます。最初の着地としては、2〜4万円程度でも十分に形になりますし、特にサイド天板は中古や簡易的な物でも問題ありません。全部を完璧に揃えなくても、使いながら調整していく前提で考えると、気持ちも財布も少し楽になります。

予算は「完成形」ではなく「今の段階」で考えるのがおすすめです。必要になったタイミングで足していくほうが、結果的に無駄が出にくいと感じます。


このセットアップが合いそうな人|向き不向きの目安

合いそうな人の例を取り上げます。

  • L字の凹みがあり、そこがもったいないと感じている
  • 机の上をなるべく空けたい
  • 壁寄せでも圧迫感を減らしたい
  • 仕事と生活をゆるく分けたい

逆に、合わないかもしれない人もいます。

  • 窓を頻繁に開け閉めしたい
  • 部屋の中心に広い通路を取りたい
  • 収納をデスク周りに集めたい

まとめ|L字の凹みは使い方次第で武器になる

L字型の奥まった凹みは、放っておくと物置になりがちです。掃除の手が届きにくく、気づけば仮置きした物が定着してしまうことも少なくありません。でも発想を逆にして、そこをコーナーデスクの一部として取り込むと、意外と部屋全体が整って見えてきます。凹みを役割のある場所に変えるだけで、他のスペースに余白が生まれ、使う場所と使わない場所の境界もはっきりします。

通路幅、窓の開閉、コンセント位置など、実際に暮らしてみると妥協が必要なポイントは必ず出てきます。どれも完璧にはできませんが、何を優先するかを決めて割り切ることで、狭いけどごちゃごちゃしてない状態は十分に現実的になります。

最初から完成形を目指さず、まずはメインデスクだけ置いてみる。次にサイド天板を足してみる。そのくらいの小さな段取りでも、部屋は少しずつ自分に合った形へとちゃんと変わっていきますよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次